体組成測定は、身体を主に構成する「水分」「タンパク質」「ミネラル」「脂肪」のバランスを「生体電気インピーダンス法」により測定する事で手軽に身体の構成要素を測定し、体内の状態を把握・変化の観察をすることができます。自身の運動の成果や生活習慣病リスクの程度などを確認する良い情報となります。
一定以上の筋肉量がないと、転倒や要介護状態、生活習慣病の悪化、合併症の発生、認知機能低下などのリスクが高まることが明らかになっています。筋肉量は加齢によって減少しますので、健康的な生活を支える筋肉量は定期的にチェックしたい項目のひとつです。
筋肉量だけでなくバランスも重要です。下半身の筋肉量が少ない場合、加齢や病気、運動不足などによるサルコペニア( 筋肉減少症) のパターンかもしれません。また、左右バランスでは重心の傾きが原因の思わぬ転倒や腰痛、頭痛などの不調に繋がるリスクが高まります。
体脂肪量は多すぎても少なすぎても体に良くありません。体脂肪量の多少は生活習慣病の原因や適正体温の保持、免疫力にも関連します。また、必要なホルモン物質の生成や生命維持や日常活動のエネルギー源であったり、外部衝撃から内臓を保護する役目もあります。体脂肪量は少ないほど良いイメージがあるかもしれませんが、適正範囲を保つことが大切になります。