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フィットネス用語辞典 フィットネスに関連する、カラダのキーワードをわかりやすく解説します。

水分 水。 H2O。O-Hの結合の長さは0.96オングストローム、H-O-Hの角度は104.5度。液体としては粘性が高く、また多くの物質を溶かす。

人間は水溶液の世界で生きている

地球に生物が存在するのは、水があるから。 地球の誕生と同時に水が地上に溜まり、その水の中から生命が誕生した。 生物には、食物と並んで水が生命の維持に不可欠であり、生命活動の媒介となる。

人間は水でできている
動植物の体は、一般に60〜80%の水分を含んでいる。クラゲのように99%以上が水分、という生物もいる。人間は体重の50〜70%が水分であり、体液としてほぼ一定量に保たれている。体液のうちわけは、細胞内液(体重の約40%)、細胞外液(同20%)、細胞通過液(同3%)に分けられる。細胞内液とは、細胞内で代謝反応を起こす場。細胞外液とは、細胞と外界との物質交換を行う血漿(赤血球など固形部分以外の血液)など。細胞通過液とは、脳脊髄液や膀胱内の尿、胃液などの消化管液である。
水溶液だから化学反応が安定する
人間の体では、エネルギーをつくるなどの化学反応がつねに起きている。そのエネルギーのもととなるのは、食べ物だ。そして、エネルギーをつくる化学反応を起こす場が、水である。つまり、食べ物のなかに含まれる栄養素を、細胞のなかで水溶液にして、化学反応させているのが人間の代謝活動というわけ。
生命がなぜ水を必要とするかについては、水溶液だから安定して化学反応を進められるからだ、と見られている。気体中での化学反応は不安定だし、固体中では動きが取れない。水は液体であり、しかも、物をよく溶かし、沸点が高いなど、生命にとって便利な特徴もあるからである。
1日2.5リットルの出入りがある
ふつうの暮らしをしている人で、1日あたり食物から1,000ミリリットル、飲料水から1,200ミリリットル、その他、栄養素の代謝によって300ミリリットルの水が入ってくる。そして、尿として1,500ミリリットル、呼吸や皮膚からの蒸散で900ミリリットル、糞便として100ミリリットルの水が出ていく。入ってくる水の多い少ないは、尿で調節される。
1日に膨大な量が体のなかを循環している
水の出入りは2.5リットル程度だが、体のなかではもっと大量の水が循環している。 消化液として8,200ミリリットル(唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液)、 腎臓から150リットル(原尿として。そのうち99%が体内へ再吸収され、残りの1,500ミリリットルが尿として排出される)。
汗は体の熱を調整する
呼吸や皮膚からの蒸散で失われる水分は、意識しないで減っていくので不感蒸散と呼ぶ。これも体熱の調整に役立っているが、運動などで熱がたくさん発生するときや、夏など気温の高いときには、発汗によって熱を下げる働きがある。運動による発汗は、最大で毎時1,500〜2,000ミリリットルと言われている。このとき、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが水分とともに失われる。だから、激しい運動で大量の汗をかいたときには、ミネラルの補給をしなければならない。