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INTERVIEW NO.002 心も体も、食も生き方も、大切なのはバランス。美の基本は、調和です。

自分本来の健やかな美しさ、女性ならではの愛情豊かな感性を目覚めさせる食事法・「きれい食」を提唱する緋宮栞那さん。「食事も人間関係も何でも、大切なのはバランス」という緋宮さんに、本当のしあわせを育む「食」のあり方、ヘルシーエイジングな生き方について語っていただきました。

「きれい」も「しあわせ」も、体づくりが基本です。
女性が心身のバランスを失う大きな原因は、「愛されたい」「認められたい」と求め過ぎる気持ち。それは、私自身が管理栄養士として、摂食障害に苦しむ多くの女性たちのカウンセリングを行ってきた経験から、痛感したことです。拒食症というと、無理なダイエットに走りがちな若い女性が多いように思われますが、実は30代後半から40代の女性が一番危なかったりします。

40代前後というのは、ホルモンバランスが大きく変化することから精神的に不安定になりやすく、さらに職場や家庭においても複雑な問題が重なる年代。でも、だからこそ、周囲や環境のせいにするのではなく、自分の内を深く見つめ、自ら与える、愛する、育む気持ちを持つことが大切だと思います。ささやかな毎日や何気ない出来事にも、幸せや喜びを感じる豊かな心。しなやかでたおやかな感性が、心の調和を生みます。そして、喜びや感謝を感じられる心を目覚めさせるには、その器となる体をしっかりつくらなければ。体づくりの基本は、やはり毎日の食事。バランスのとれた食生活は、バランスのとれたしあわせな人生にもつながるのです。
ウォーキングは、自分を解き放つ時間。
料理の仕事は、食材の調達から調理作業まですべてひとりでこなすため、体力勝負。なので、意識して「体を動かす」努力をしたことはなかったのですが、40代に入ってから、急に体力の衰えを感じるように・・・。それで「何か運動しなきゃ!」と奮起して始めたのがジョギングです。メタボリックなお腹が気になる主人と一緒に(笑)、オフィスのある日本橋を東京駅方面へ向かい、皇居周辺を走るのが毎日のコース。

ウォーキングウェアは、普段着としても着こなせるカジュアルブランドのTシャツやカットソーを愛用。
ただ、やっぱり自己流はダメですね。走るフォームが悪かったのか脚を痛めてしまい、以来、ウォーキングに切り替えました。オフィス街の雑踏、木々の緑、見上げる空や雲など、移り変わる景色を楽しみながら歩くと、とても心が開放され、頭の中が自然にリセットされます。体と心をいっぱい動かすと、不思議と気持ちが軽くなり、日常の心配事や悩みも「なんとかなるさ」と前向きな気持ちになれます。溢れる情報にさらされ、知らず知らずに余計な迷いや不安を抱えてしまいがちな今の時代はとくに、自分を解き放つ「心と体のフィットネス」が大切だと思います。
礼儀、思いやり、感謝。心を磨く「きれい食」。
 「いただきます」で始まり、「ごちそうさま」に終わる日本の和食文化は、自然の恵みをいただいて生かされていることへの感謝、礼儀を重んじる日本人の心そのものです。私は、金沢・加賀百万石藩主前田家の台所を授かってきた先祖の家系に生まれ育ちました。ですから、箸の使い方、食べる順序、お皿の並びなど、食事の作法やしきたりについて、それは厳しくしつけられました。

ひとつひとつ、繊細で愛らしい表情が素敵な冷酒グラス。ご主人との晩酌に、その日の気分で選ぶのだとか。
日本古来の風習や伝統の慣わしというのは、若い頃には「めんどくさい」と抵抗感を感じるものですが、年齢を重ねるにつれ、「調和の美」を大切に重んじる「和の心」というものが、とても誇らしく思えるようになりました。私が、「食」を通して伝えたいのは、古き伝統の中で培われた日本人の深い知恵。「きれい食」の「き」は、気持ちの「気」。「れい」は礼儀の「礼」。目に見えないものに感謝する気持ちや謙虚な姿勢が、内面からにじみ出る気品や優しさ、本当の美しさにつながるように思います。
料理も人生も、緊張と緩和のさじ加減が肝心!
「和の心」を生かした伝統食というと、「手間がかかって難しそう」と身構える方が多いのですが、決してそんな堅苦しいものではありません。なぜなら、「和の心」というのは、調和です。手を抜くところは抜く、手間をかけるところはかける。そういうメリハリがないと、どんなに体に良くても続かないですよ(笑)。たとえば、働くお母さんたちだと、毎日のおかずをすべて手作りなんて無理ですよね。私自身、3人の子どもを育てた経験から、デパ地下やスーパーのお惣菜がいかに便利か、よ〜くわかります(笑)。

加賀伝統の金箔を優雅にあしらった漆塗りの煮物椀、箸置きなど、膳に盛られた器はすべて、江戸中期のもの。
ただ、買ってきたお惣菜をそのまま食卓に並べるのではなく、パックから出してお皿に盛り付け、青菜や水菜を添えるひと手間の愛情を惜しまないこと。私なんて、ベランダに咲いている花を飾って出してましたよ(笑)。ひとりで食事をするときも、ランチョンマットと箸置きは必ずセットするなど、ここだけは「気」を抜かないポイントを自分で決める。食事に限らず、体づくりも、仕事も、夫婦関係も、子育ても、締めるところは締める・緩めるときは緩める緊張と緩和が、バランスを保つ秘訣。料理も人生も、さじ加減ひとつ。気持ちひとつで、ぐっとおいしく楽しく変わるから、不思議ですよね。
本日の「きれい食」は、食物繊維たっぷりの玄米を使った、見た目もきれいな「太巻き寿し」。

詳しいレシピはこちら

PROFILE

日本食文化研究家緋宮栞那
(ひみや かんな)さん

医療機関の管理栄養士として活動後、日本古来の食文化に現代栄養学・世界の食のエッセンスを取り入れた「きれい食21」を提案。大学での講師活動をはじめ、講演セミナー、メディア出演、海外での食イベント・プロデュースなど、幅広い分野で活躍中。恋愛運が高まる「きれい食レシピ65」(祥伝社)など、著書多数。

緋宮栞那 きれい食21のすすめ